スワンチェア リプロダクト グレージュ
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こちらはリプロダクトの中でも作りが良い方だと思います。そりゃフリッツ・ハンセン社の物と比べればファブリックのエッジの処理や、背面の処理などが劣ります。しかしそこに60万の差があるのかと言われれば、私は無いと思ってしまいます。価値観は人それぞれですので、どちらかを否定する様な事ではありませんよ。1958年にアルネ・ヤコブセンがコペンハーゲンのホテルの為に作ったのがスワンチェア。支柱以外全て曲線でデザインされた有機的なデザインが特徴的。ファブリック部分は縮絨されたウール素材でございます。世界で初めて作られたデザイナーホテルと名高いSASロイヤルホテル、死ぬまでに行ってみたい場所の1つです。改装されていない部屋が1つだけあるらしく見学可能との事。先日仕事で伊豆熱川に行って来ました、ホテルのリニューアルのお手伝いが仕事の内容でございます。このホテルの企画・運営をしているのが温故知新という会社。そこの社長の松山さんに前に言われた事で、心に大切に持っている言葉があります。その発言がされたのは会議?飲み会?だったかと。どうやって予算を削るかみたいな話だったと思います。そもそも無理なんじゃないかというムードが漂う中で発言された言葉が『制限の中からこそクリエイティブが生まれるんだよ』 予算が無いからこそアイディアが出て来る、そのアイディアが個性になるみたいな意味として受け止めました。本当にそう。判で押したような似た物を作るのではなく、きちんとキャラクターのある物を作るのには予算があれば良いってもんじゃない。むしろ逆でアイディアを絞り出す為には制限が必要なんじゃないかと。そんな事は知ってるよと言われそうですが、当時の私にとっては心に響きました。ウチのお店のスタンスは"お金をかけなくても素敵な住空間は作れる"です。削ってはいけない部分と、削っても大丈夫な部分。このバランスを取る事が大切だと思ってます。こっちの椅子も状態は良いです。
横幅 73㌢ 奥行 67㌢ 座面高さ 45㌢ 高さ 81.5㌢
☆222㌢ 配送ランク C